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自然素材の断熱材セルロースファイバー (その2)

自然素材の断熱材セルロースファイバー (その2)

2016/06/06

セルロースファイバーの肝である施工精度について。

ベルハウスでは、セルロースファイバーの施工後に全物件で密度チェックを行います。

キーワードは「パンパン」です。(パンパンに詰まっているという意味)

通常、セルロースの密度は55kg/㎥充填できているかどうかが施工精度の分かれ目ですが、ベルハウスでは90kg充填します。(なのでパンパンという表現なのです。)

他社で密度55kgといわれる仕事を見た時に、セルロースのネックとなる自重沈下や精度に対して自信を持って「大丈夫です!」と言えるものではなかったので、納得できるまでこだわってやろうという事で今に至っています。

現在建築中のYS様邸でのチェックの様子です。

壁に専用の筒でセルロースをスッポリと一部抜き取ります。

丸くセルロースが抜き取られた穴がそうです。

抜き取ったセルロースの重さは 74gでした。

計量器の数字は予め筒の重さは差し引いてセットしています。

セルロースが抜き取られた筒の体積は807.7 c㎥なので、74÷807.7= 密度91kg/㎥という計算になります。

密度だけにこだわっているわけではありませんが、しっかり充填されている感があるので、施工に関しては「大丈夫です!」と自信をもって説明できます。まぁ、これで自重沈下するならどこでやってもダメでしょう。

そもそもセルロースの密度計算なんてどこもやってませんし。

私達、工務店は施工力が強みですし、自分の家でもやはりここまでこだわりたいので、同様に行うようにしています。

30年経ってもしっかりした家であるかどうか、ですね!

こんな見えない所が家の本質であり、価値だと考えるあたりが、施工を下請け業者に丸投げするウスメーカーと工務店の考え方の違いではないかと思います。

要の断熱材なので今後もこだわってパンパン断熱にしていくつもりです。

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