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災害の備えに蓄電池はあり?新築に設置するべき? | 兵庫・神戸の工務店が解説

災害の備えに蓄電池はあり?新築に設置するべき? | 兵庫・神戸の工務店が解説

2024/09/05

2024年の夏に九州南部・日向灘を震源とするマグニチュード(M)7.1、最大震度6弱の地震が発生し、南海トラフ沿いで大きな地震が発生する確率が高まっているとの発表が出されたのは記憶に新しいことでしょう。

また、この記事を書いている八月末には台風10号による被害が連日ニュースで取り上げられており、停電などの被害に見舞われた地域もありました。

そんな年々増加する自然災害に対し、家づくりにおいては対策となる設備の導入が加速しています。

今回はそんな備えの一つとなる「蓄電池」について解説します!

 

1.災害時に怖い停電

地震はもちろん、大雨や台風の被害の一つに「停電」が挙げられます。

電気が使えなくなるというのは思っているより大変です。

照明はさることながら、冷蔵庫が使えず生鮮食品の保存ができなくなります。

また、この記事を書いている夏真っ盛りだと、冷房が使えないのは死活問題です。

お子様、ご高齢の方は健康被害が出る可能性すらあります。

この情報化社会でスマートフォンの充電ができないのも厳しいですね。

このように電気の使えない生活というのは、不便以上に怖い被害だと言えるでしょう。

2.太陽光パネルだけではダメ?

「我が家は太陽光パネルを付けているので大丈夫」という意見もあるかと思います。

もちろん、災害時に電気を自家発電できる設備があるのは備えになるのですが、十分とは言い難いのではないでしょうか。

大雨や台風の場合、太陽が出ていないと発電は難しく、最低限の発電ができるかどうかも不透明です。

また、夜間に災害が起こった際も同様に発電は厳しいでしょう。

そこで、太陽光パネルで発電した電気を蓄えておく「蓄電池」の存在が重要になるのです。

3.蓄電池を設置するメリット

停電時の備えとなる太陽光パネル×蓄電池、そのメリットについてご紹介します。

・停電時、ためておいた電気を使える

平時に太陽光パネルで発電した電気は、蓄電池に貯めることができます。

これにより、もし災害による停電が起こった際にも電気を使うことが可能。

悪天候、夜間などの環境にも左右されず、必要な電力を使用することができます。

さらにキッチンにIH、お風呂にエコキュートなどを採用していると、停電時でも普段通りに近い生活が送れます。

4.本当に蓄電池は役立つの?デメリットは?

もちろん、蓄電池にはデメリットもあります。

・災害時、蓄電池に電気が貯まっていない

蓄電池には常に電気が蓄えられているわけではありません。

直近の天気が悪ければ太陽光パネルの発電効率が落ちてしまい、蓄電池に普段通りの電気量が貯まっていないことがあるかもしれません。

また、時間帯によっては自家消費・売電に使っており一時的に蓄電池の容量が減っていることも考えられます。

そんな時に災害が来てしまうと、せっかくの蓄電池のメリットを活かすことができません。

・初期費用がかかる

蓄電池はまだまだ高額な商品と言えます。

高いものだと、工事費用込みで200万近くするものもあります。

・劣化による交換が発生する

スマホのバッテリーなどと同様に、蓄電池にも劣化や故障が考えられます。

現在、蓄電池の寿命は15~20年とされているので、仮に40年暮らし続ける住宅に設置するには交換は見込んでおいた方が良いでしょう。

5.蓄電池の導入はあり?なし?

では、結局今のタイミングで蓄電池の導入はありなのでしょうか。

結論から言いますと、「蓄電池の導入はあり!」です。

では、その理由についてご説明します。

・災害への備えに限らず、日常生活でのメリットが大きい

災害への備えとなることは今まで解説してきましたが、蓄電池を設置する大きな理由のもう一つは、「光熱費が0円になる」ということです。

電気の売電価格が下がり電気代が高騰している今、太陽光パネルでつくった電気は売るのではなく蓄電池にためて自家消費することで、電気代を使わない生活が実現できます。

物価も高騰している昨今、月々の支払いが数万節約できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

↓詳しくはこちらの記事で解説しています!↓

・高性能でコスパの良い蓄電池を選ぶことで、デメリットも心配なし

もちろんどの蓄電池でも良いというわけではありません。

弊社がおすすめしているのは、世界的に有名な自動車メーカーであるテスラ社の蓄電池「パワーウォール」です。

パワーウォールの容量は13.5kWh

これは他社と比較してもトップクラスの大容量であり、これにより電気をたくさんためることができるため、買う電気を最小限にすることができます。

また、大雨が近づくと自動的に電気をためておくモードに切り替わるため、災害時に肝心の電気が貯まっていないという事態を避けることができます。

費用もスペックと比較するとコスパが良く、保証期間も10~15年あるため予期せぬ故障の際も安心です。

なによりデザインがカッコいいですね。


弊社の標準仕様と同じ「マキシオン製太陽光パネル」×「テスラ製蓄電池」の組み合わせを住宅に設置した方が、停電時の蓄電池の様子を実験したブログです。

細かな電池残量まで記録されていますので、実用性の参考にご覧ください!

▶停電時に蓄電池の「テスラ パワーウォール」が本当に実用的なのか徹底検証 青ダンゴムシ様

https://ishinhome2020-taiyoko.com/teiden-kensho/

6.まとめ

太陽光パネルに比べ、「住宅に蓄電池をつける」という選択肢はまだまだ広まっていないように思います。

災害時の備えとして、そして日々の暮らしのために、一度蓄電池の導入をお考えになってはいかがでしょうか。


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