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【スケルトンリフォーム 兵庫県宝塚市 K様邸 #5】 プラン(構造)編

【スケルトンリフォーム 兵庫県宝塚市 K様邸 #5】 プラン(構造)編

2023/05/22

こんにちは!

ベルハウスのSです。

今回はスケルトンリフォーム K様邸の第五回目、構造に関するプランのお話です。

 

#2では、解体前の事前調査に関してお話させていただきました。

こちらでご紹介した調査内容をもとに、構造計画を練ります。

 

耐力壁の配置

耐力壁とは、建物にかかる水平方向の力に対抗するための壁です。

耐力壁の配置【スケルトンリフォーム 兵庫県宝塚市 K様邸 #5】 プラン(構造)編|株式会社ベルハウス・Bellhouse|兵庫・西宮・神戸・宝塚・伊丹・大阪・阪神北・阪神南
耐力壁 施工例

このように、筋交いと呼ばれる斜めの部材を入れることで、抵抗する力を高めます。

もしくは、面材を構造材に打ち付ける面材耐力壁というものもあります。

耐力壁は元の建物にももちろんありましたが、経年劣化やその数の少なさから、現状の耐力壁では大きな地震などが来た場合、建物が倒壊してしまう恐れがありました。

 

構造補強計画

建物の補強をするため、#2でお見せした調査のデータから補強の計画を立てます。

構造補強計画【スケルトンリフォーム 兵庫県宝塚市 K様邸 #5】 プラン(構造)編|株式会社ベルハウス・Bellhouse|兵庫・西宮・神戸・宝塚・伊丹・大阪・阪神北・阪神南

こちらは精密診断による補強計画書の一部です。左が現状、右が補強計画のデータになります。

赤い丸の部分を見ていただくと、現状と比べて数値が上がっているのがわかります。

これは上部構造評点といい、1.0を基準として数字が小さいほど倒壊の可能性があることを表します。

補強後の計画では1.0を超えており、倒壊の危険性は少ないことを示していますね。

 

具体的な補強内容としては、

  • 必要に応じて元々ある筋交いを補修
  • 必要な壁面に面材を打ち込み耐力壁を増加
  • 基礎を補強
  • その他必要な部分を補修、補強 などになります。
耐震シミュレーション 補強前/補強後 比較

今のお話だと難しいと思いますので、わかりやすく動画をご用意しました!

補強計画を反映させた建物(右)にある緑の壁が、耐力壁です。

現状の建物では耐えられなかった揺れにも、耐えることができていますね。

あくまでシミュレーションではありますが、耐震補強の重要性をお伝えできたのではないでしょうか。

 

このように詳細なシミュレーションから補強計画を立てて、適切な工事ができるよう準備していきます。

 

次回からは実際の工事の様子をお話をさせていただければと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ、次回もご覧頂けますと幸いです。

 

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