こんにちは!
ベルハウスのSです。
今回も宝塚市 K様邸のフルリフォームの様子をお伝えしたいと思います。
第二回は事前調査のお話です。
(今回は少し難しいお話になってしまうかもしれません……)
なんのための調査?
そもそも何を調査するのか。
それは、主にこの建物の耐震性能や劣化度合いです。
前回ご紹介した通り、この建物は「旧耐震基準」で建てられています。
ですが、詳しい構造の欠陥や劣化の程度は、調査しなければわかりません。
構造を補強する工事をするのに、どこをどのようにどれくらい補強すればいいのか。
詳しい調査をすることで、効果的な補強工事をすることができるのです。
常時微動計測システム
これは、お家がどのような揺れ方をしているのかを、特殊な機器を用いて計測している様子です。
この結果をもとに、このお家が建てられた当時の建物のデータと照らし合わせます。
シミュレーションの結果、もし大きな地震が来た場合、現状では倒壊の恐れがあることがわかりました。
鉄筋チェッカー
こちらは建物の基礎に鉄筋が通っているかの計測をする機器です。
現在では基礎に鉄筋を入れることは義務付けられていますが、昔は任意の施工だったため、古い建物の基礎コンクリートには鉄筋が入っていない場合があります。
これらは「無筋コンクリート」と呼ばれますが、無筋だと強度は低くなり、劣化しやすいという問題があります。
クラックチェック
その他にも、外壁や内壁、基礎のクラック(ひび)を調査して、劣化度合いを確認しました。
これらの調査結果をもとに構造補強計画を練り、お客様が安心して暮らせるようにリフォームしていきます。
調査編、いかがでしたでしょうか。ちょっと難しい話だったと思います……。
(なんとなく、こんな調査を経て設計してるんだなと分かっていただければと思います)
次回は解体編です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひ、次回もご覧頂けますと幸いです。