こんにちは、営業部Kです。
先日、和歌山県にある「山長商店」さんへお邪魔してきました!
ベルハウスで使用している柱や梁といった構造材はココ山長商店さんで製造されています。
今回はどのようにしてプレカット材が出来上がるのかをご紹介していきます。
↓↓↓
まず、山長さん所有の山を登ること50分、、
立派な檜(ヒノキ)と杉の木が見えてきました・・!
加工前の原木は全てここで育っています。
お家の材料として使われているのは樹齢60歳のものなので、伐採時期には全長25m程の大きさにもなります。
その中から真っすぐきれいに育ったもののみを厳選して、
伐採後、貯木場で大きさごとに分けられます。
↑この状態で山を降り、プレカット工場へ運ばれていきます。
工場に着くと、まず最初は表面の樹皮を剥く機械を通ります。
ここから皆さんが見慣れている角型へとカットしていくのですが、
全て機械任せにはせず、最終判断は人間によって行います。
(工場内ではすごい数の機械とスタッフが動いておりました。)
角型へとカットした材は、専用の大型乾燥窯に入れて、
木に含まれる湿気や水分を取り除いていきます。
充分な乾燥ができていないと、加工後に収縮して狂いや隙が生じる原因となってしまうみたいです。
その後、窯から出てきた柱は強度と含水率のチェックが入ります。
規定の数値を満たしていないものはここではじかれていきます。
なんと半数以上の柱がこの時点ではじかれるそうで、、
正直これには驚きました。
(ちなみに、はじかれた柱はホームセンターの木材コーナー等へ運ばれていきます。)
ここまでの厳しいチェックを合格し、
残った柱のみでようやくプレカット加工へと移っていくわけです。
ほとんどが機械によるベルト作業です。
コンピューター内部では、現場毎の情報が前もってプログラミングされているので、
ほぞ穴や仕口などの加工がミリ単位の精度で施されていきます。
(機械での加工が難しいものは、専属の大工さんが手加工で仕上げます。)
こうして加工が完了した材は、現場名と社名を印字して、
種類ごとに梱包されていきます。
後は、出荷日まで倉庫で保管して、
皆さんのお家へと運ばれていくわけです。
いかがだったでしょうか?
身近にある木材や木製品はこういった長い長い過程を経て、
皆様のもとへと渡っていきます。
裏側を知ると、普段何気なく使用している柱一本でも、
すごく特別なものに感じる事ができますね。
今回の和歌山研修では、
そんな貴重な体験が出来てとても勉強になりました。
ご協力いただいた「山長商店」さん
素敵な時間をありがとうございました!