こんにちは!
ベルハウスHです。
前回に続き、【耐震・断熱強化のスケルトンリフォーム】に関してお話させて頂きます。
今回は【解体編】です。
8月末から解体が始まりました。
2階部分から順番に内装が解体され、構造部材が露わになっていきます。
そんな現地でまず目についたのは断熱材。
柱幅が、10.5cmに対し7.5cm程の厚みの断熱材、また当時はよしとされていた施工でも、時がたち、いざ壁をめくると一目瞭然。
断熱材は黒く変色し、カビが繁殖しているのがみられます。主な原因は壁内の結露によるものです。
もちろん、今回のリフォームでは傷んだ断熱材のみならず全断熱材を取り除き、新たに断熱材をいれ、断熱強化を予定しております。
次に、構造材をつなぐ各金物の状態です。
各ボルトのナットはゆるみ、手でも回せるほどでした。
こちらは、構造材の乾燥や日々の振動によりゆるみが生じたものかと思われますが、現在の住宅でよく使われる【スプリングワッシャー(ばね付き座金)】とは違い、ただの座金が用いられていたのも理由の一つです。
また、筋交いも現在の施工とは異なる形で納められていました。
断熱材に同じく、今回のリフォームでは新たな間取りの構造計算をかけ耐震強化も目的としております。
傷んでいる柱の入れ替え、耐力部の補強も今後していく予定です。
まだまだ始まったばかりのベルハウスのリフォーム工事。
今後も随時、進捗報告いたします。